キミの瞳に
カフェに向かう途中たくさんの高校生とすれ違う。
1人で歩いてる人もいれば、カップルで手を繋いで歩いてる人、友達同士で笑ってる人達。
やっぱり下校時間はどこも似たようなもんなんだと改めて実感する。
少し周りを見渡しながら歩いていると…
「キョロキョロキョロキョロ周り見すぎ」
すぐ近くでそんな声が聞こえてドキッとする。
バッと声のするほうを見てみれば見覚えのある顔。
「せ…聖夜君…っ!」
そこには制服を来た聖夜君の姿。
しかも…
「お…同じ学校の制服…だ…。」
驚いたことに私と同じ学校の制服を着てる。
「ほんとそれ!
まさか春と同じ高校だとは思わなかったよ。」
こんな偶然ってあるんだ。