団子屋の中でいなり好きですか?(中)
粽と鬼?
夜になり晴明は、博雅と共に宮廷に向かった。(博雅、笛は持ってきたか?)胸元から横笛を出して晴明に見せた。晴明も(わかった)と確認した。その頃黄菜子は、留守の間あるものを作った。朱雀から生地をもらいエプロンを作った。かわいいキャラクターも考えてつけた。
キャラクターの名前は、晴ちゃん。
もちろん、晴明を、モチーフにした。
朱雀と二人で作っていた。黄菜子は、誰かの視線を感じ、朱雀は何かの気配を感じたが、後を、振り向いたが気のせいと思いエプロン作りを続けた。
月の光が照る夜中に、晴明達は宮廷に着いた。早速、宮廷の調査に取りかかろうとしたが博雅に(朝、黄菜子さんが作った粽と言う物が食べたい。食べてから鬼を調べよう。鬼も腹減ると動かないだろう。)晴明は、ヤレヤレと思い黄菜子からもらった粽を食べた。筍の皮に、包まれた粽はおいしかった。博雅も満腹になった。(美味しい粽も食べた事だし鬼の調査に参りますか。)晴明は、真面目な顔で(昨日も言ったが必ず3つの約束を守るように・・)(わかった)博雅は、大きく縦に首を、振った。
一番奥の倉庫から物音がする。ゆっくりと歩く二人。晴明は、術を唱え、晴明と博雅は、見えなくなった。倉庫に近づと・・・
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