団子屋の中でいなり好きですか?(中)
楽器の妖魔
倉庫の中から楽器の音色が聞こえてくる。
琴の音色や琵琶、太鼓の響き渡る音色。しかし博雅は、感じた。博雅は、楽器を鳴らすと日本一の名人だ。(琵琶の弦が一つ切れている。)心の中で言ったいたと思ったがつい口に出してしまった。晴明は、苦笑いをした。博雅に(あれほど・・・)(晴明、すまん。)案の定、楽器の妖魔に見つかってしまった。
一斉に、晴明と博雅に向かってきた。
晴明は、博雅に(笛を吹け)と言った。急いで胸元から横笛を出して吹くと妖魔達は、大人しくなった。博雅の吹く音色は、妖魔達の心を落ち着かせさらに、晴明が術を唱えて暴れないようにした。(いや、つい声をだしてしまった。この後どうする?晴明)(博雅、あのなあ~。まぁ~原因がわかったから琵琶の弦を治して宮廷に返そう。)(わかった。翌日、帝に事の真相を伝え、琵琶を治す事も)宮廷を後にして、晴明が博雅の顔見て笑いながら(博雅、お前の顔にもち米がついてるよ。)(うそだろう)と顔をさわると左頬についていた。晴明は、笑いが止まらない。(笑うのはやめろ。)(わかった。わかった、博雅笑わないよ。)とかなり笑いをこらえているが・・その顔に博雅は、納得していないがそのあとも話をしながら帰った。それから1ヶ月後の朝・・・・
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