団子屋の中でいなり好きですか?(中)
七夕祭り
千代の一件から一週間後。いよいよ七夕祭が始まる。青龍と玄武は、黄菜子からの指示で竹を切って半分に割った。そして、設計図を元に竹を組み立てた。白虎は、食材を取りにそして、黄菜子と朱雀は、昨日からあるものを作っていた。
食材と竹を組み立て帝がいる皇居に向かった。皇居に着くと(今日は、楽しみにしてるぞ)博雅が言った。(はい。)と黄菜子が大きな声で返事をした。奥にいる華山天皇まで届いた。遠くから笑い声が聞こえた。(そちらしいな。)と隣の部屋から道永が現れた。黄菜子は、顔が赤くなった。(こちらの庭で準備をするがいい。準備が出来たら帝をお連れする。)(はい。それでは、みなさん。準備をしましょう。)みんなそれぞれの持ち場で作業を始めた。竹を使って長い管を作り水を流せるようして、黄菜子は、白虎が持って来た食材で調理を始めた。昨日から作っていた冷たい出汁と醤油、みりんでつけ汁と椿の油を使って野菜の天ぷら、スイカなどを用意した。
青龍と玄武は、別にもうひとつ竹で七夕を準備した。飾りつけは、黄菜子と朱雀、そして、博雅。宮中の女性人も一緒に七夕の準備をしていた。各自の準備も整い。いよいよ七夕祭りの始まりです。
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