失礼男の攻略法
「で、弁護士同士の口コミは、誰に相談したらいいかわかんないっていうとこを解決しに行くもので、子どものっていうのは、弁護士が身近なものだっている認識を幼少期からもってもらうっていう考え方です」
「うーん、子どもの方はわかった。でも、別に弁護士同士の口コミって信頼できなくない?なれ合いみたいなもんでしょ」
「弁護士って得意分野が別れているんです。それぞれに専門があるので、結構弁護士同士での紹介って多くって。田尻先生に私がこちら紹介してもらった、みたいなイメージです。大手3社以外だと、同じ事務所内にいることも少ないので、そういう意味ではなれ合いというより、それぞれの強みを生かす、という感じなんですけど・・・」
アイデアを練った時に考えたことを伝えたものの
「だけど、それって実情知ってるからそう思うだけで、一般利用者にはわかんないよ。その仕組みが軸なら、こっちは却下だな」
一刀両断されてしまった。