失礼男の攻略法
やっぱりビジネスはそんなに甘くないんだと思いながら、次々飛んでくる質問に答えていると
「こっちは、まだ芽があるかもな」
子ども向けの資料を指ではじきながら、そういう失礼男。この人の仕事してる時、ほんと感じ悪いなーと改めて思いつつ
「今いただいた懸念点、調べてもう一度ご意見いただてもいいですか?」
口に出すと
「OK。次回はさ、アイデアベースから一歩踏み込んで実態をもうちょっと理解してから情報まとめてほしい」
根本的なところを指摘されてしまった。
「すみません」
この前面白いっていわれてから、ちょっぴり無駄な自信をもってしまっていた自分が恥ずかしくなる。
私ならできるかもしれない、なんて思い上がりでしかなかった。