いつの間にか、溺愛。
それから、ただただ毎日に没頭した。
代わり映えのない日々に戻っただけ。
というより、元々何もなかった訳だし。
あれから彼からの連絡はない……と言うのは嘘になる。
何回か電話があったが、全て出ずに掛け直す事さえもしなかった。
あっという間に一週間が過ぎてまた週末がやってくる。
頑張った自分にケーキでも買って帰ろう!と帰宅前にまたもや駅ビルに寄って帰る事にした。
〜♪
着信音に携帯を開くと、そこには彼の名前が。
そのまま気付かない振りして鞄に直そう……
「おい、なんで出ない」
「っ!?」
声がした方に振り向くと、そこには携帯を耳に当てて少しご立腹な彼、蒼くんの姿が。
「せっかく鈴が見えたから驚かしてやろうと思ったのに」
「………」
「ん?……鈴、どうした?」
「……じゃ、」
何を話していいかもわからずこのまま立ち去ろうとした瞬間、腕を掴まれた。
「なんでそんなに避ける?」
「……。」
「鈴、今からちょっと時間ある?」
私の返事なんて聞くつもりはないのだろう。
そのまま掴まれた腕に引かれて連れていかされた。
代わり映えのない日々に戻っただけ。
というより、元々何もなかった訳だし。
あれから彼からの連絡はない……と言うのは嘘になる。
何回か電話があったが、全て出ずに掛け直す事さえもしなかった。
あっという間に一週間が過ぎてまた週末がやってくる。
頑張った自分にケーキでも買って帰ろう!と帰宅前にまたもや駅ビルに寄って帰る事にした。
〜♪
着信音に携帯を開くと、そこには彼の名前が。
そのまま気付かない振りして鞄に直そう……
「おい、なんで出ない」
「っ!?」
声がした方に振り向くと、そこには携帯を耳に当てて少しご立腹な彼、蒼くんの姿が。
「せっかく鈴が見えたから驚かしてやろうと思ったのに」
「………」
「ん?……鈴、どうした?」
「……じゃ、」
何を話していいかもわからずこのまま立ち去ろうとした瞬間、腕を掴まれた。
「なんでそんなに避ける?」
「……。」
「鈴、今からちょっと時間ある?」
私の返事なんて聞くつもりはないのだろう。
そのまま掴まれた腕に引かれて連れていかされた。