いつの間にか、溺愛。
蒼side
蒼side
鈴に会いたい。
なんて思うのは浅はかだろうか。
最後に会ったのは、もう1ヶ月前?
眠気覚ましのコーヒーを飲みながら、パソコン作業に追われていた。
病院の家柄に産まれてきた事を恨んだことはないが。
だが、今回は少しだけ…… なんて考えていると、
〜♪
手元の携帯が鳴り、呼び出し相手を見た。
「もしもし」
「お前、女できたのか?」
開口一番、それかよ?
電話の相手はこの前の結婚式の主役、和也だ。
「……っんなわけねーだろ」
「なら、なんで美女と歩いてんのを鈴ちゃんに見られてんの?」
はあ?美女?
てか、こいつ。なんで鈴のこと知ってんだ?
「順おって説明するが、あれは彼女じゃない。例のごとく…… お見合いだ。しかもそいつはお前も知っている、梨花(りか)だよ」
「え?梨花ちゃんって、幼馴染の?お兄さんの彼女じゃなかったの?」
「今それが、面倒い事になってんだよ」
「……そりゃ、まぁご苦労様です。でも、またなんで医者って隠しておいたの?まっ、どうせトラウマとか言うんだろうけど」
次から次へと。
こっちの気持ちを知らずに質問しやがって。
「あぁ、そうだよ。医者って言ってそれ目当てだったら、って思ったんだよ。それの何が悪い」
「はぁ…… お前はまたっ… そんな事、どうせすぐバレるだろ?しかも鈴ちゃんがそんな風にお前を見ると思うのか?」
「………いや。」
「だろ?鈴ちゃんの身にもなってみろよ。お前の正体もわからず健気に好きでいてくれてたんだから…… 」
「___っ、はあ?それ、マジなのか!?」
「とりあえず、お前にとっておきのもの送ってやるよ、じゃまたなっ」
そう言い残して、ブチッと切れた。
〜♪
和也からすぐさまメールがきて開いてみると、
「っ!?……マジかよ」
画面には、すやすや寝ている鈴の写真が貼り付けてあった。
あの野郎、ふざけやがって。
画面越しだが、久々に見た鈴は少し痩せた気がした。
ふわっとした寝顔にとてつもなく癒された。
どんだけなんだよ。
____俺、結構重傷だな。
鈴に会いたい。
なんて思うのは浅はかだろうか。
最後に会ったのは、もう1ヶ月前?
眠気覚ましのコーヒーを飲みながら、パソコン作業に追われていた。
病院の家柄に産まれてきた事を恨んだことはないが。
だが、今回は少しだけ…… なんて考えていると、
〜♪
手元の携帯が鳴り、呼び出し相手を見た。
「もしもし」
「お前、女できたのか?」
開口一番、それかよ?
電話の相手はこの前の結婚式の主役、和也だ。
「……っんなわけねーだろ」
「なら、なんで美女と歩いてんのを鈴ちゃんに見られてんの?」
はあ?美女?
てか、こいつ。なんで鈴のこと知ってんだ?
「順おって説明するが、あれは彼女じゃない。例のごとく…… お見合いだ。しかもそいつはお前も知っている、梨花(りか)だよ」
「え?梨花ちゃんって、幼馴染の?お兄さんの彼女じゃなかったの?」
「今それが、面倒い事になってんだよ」
「……そりゃ、まぁご苦労様です。でも、またなんで医者って隠しておいたの?まっ、どうせトラウマとか言うんだろうけど」
次から次へと。
こっちの気持ちを知らずに質問しやがって。
「あぁ、そうだよ。医者って言ってそれ目当てだったら、って思ったんだよ。それの何が悪い」
「はぁ…… お前はまたっ… そんな事、どうせすぐバレるだろ?しかも鈴ちゃんがそんな風にお前を見ると思うのか?」
「………いや。」
「だろ?鈴ちゃんの身にもなってみろよ。お前の正体もわからず健気に好きでいてくれてたんだから…… 」
「___っ、はあ?それ、マジなのか!?」
「とりあえず、お前にとっておきのもの送ってやるよ、じゃまたなっ」
そう言い残して、ブチッと切れた。
〜♪
和也からすぐさまメールがきて開いてみると、
「っ!?……マジかよ」
画面には、すやすや寝ている鈴の写真が貼り付けてあった。
あの野郎、ふざけやがって。
画面越しだが、久々に見た鈴は少し痩せた気がした。
ふわっとした寝顔にとてつもなく癒された。
どんだけなんだよ。
____俺、結構重傷だな。