いつの間にか、溺愛。
「だって、俺の事が気になってたって証拠だろ?」

「そ、そうだけど…… ねぇ?てか近くない?」

お酒とグラスとおつまみと。

持ってきて準備してくれた所までは良かったんだけど。

隣に座ってきて、徐々に隙間はなくなり身体は密着している。

「ん?そう?俺的にはこっちの方がいいんだけど……

「きゃっ」

まさかの蒼の膝の上で抱っこされている状態に。

「ちょ、ちょっと!?なんなのよ、恥ずかしいんだけど!」

「ふっ、可愛い。じゃあ、これは……

そう言うと蒼の顔が耳元に近づいてきて、

「鈴、愛してる… 」

「っ!??」

「あはっはは〜 顔が真っ赤!」

「もう!何すんのよー!」
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