いつの間にか、溺愛。

「反応が可愛いくて、つい、ね？」

確実に面白がってるとしか思えないんだけど？

＿＿＿チュッ

「っ！？」

「あ、また顔が真っ赤」

「だ、だって！いきなり……キ、キスとか、するから… 」

「嫌だった？」

「い、嫌じゃ…… ないけど… 」

「じゃあ、してい？」

「……その質問は、ズルい」

悪戯に笑う彼の唇は、いとも簡単に私の唇を奪った。

「……っん、そ、蒼っ…」

「ん？」

「そ、う…っん…」

「ん？なーに？」

喋りたくても喋る間も与えないくらいに優しく落とすキス。

そして、クスッと笑う彼が私に一つ一つ返事する度、胸がキュっと熱くなる。