しょうがないから好きになってあげる!


るいの部屋にみんなを連れていく。
のは恥ずかしいのでやめて、リビングに連れていった。
だってるいの好みの部屋だから絶対こどもっぽいって思われちゃうもの。

るいはピンクが好きだから壁も床も一面ピンク。カーテンは白で白の糸で花柄の刺繍されている。家具もピンクと白でそろえてあってるいの理想のお姫様のお部屋♪
でもこんな部屋見られたら恥ずかしいわ。
るいはお姉様キャラなんだもの。




「今日は何時まで勉強しますの?」


「んー、俺は……泊まってっちゃおーかな♡」


「な!」


なに言ってんのよ京太郎ったら。
もう!


「京太郎は無視しておいて…夜ご飯はうちで食べていく?ママはきっとOKしてくれるわ♪」


「おい、無視かよー。」


「るいちゃんちのご飯食べたーい!ママに連絡しよーっと♪」


「あ!ずりー!俺も!要も食ってくだろ?」


「遠慮しとく。」



なによ。
そこまでるいのこと嫌ってるんだったらついてこなくてよかったじゃない。
断ればよかったじゃない。
なんでそんなにるいのこと嫌いなの?

るいも悪かったけど、みんなには謝ったじゃない!

なんで、そんな態度とるのよ。






……………寂しいじゃない。






え?
寂しい?

…………なんで寂しいなんて思ってるの?






















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