しょうがないから好きになってあげる!
LHRが終わると風花が駆け寄ってきた。
「るいちゃん、メイド大丈夫?代わろっか?」
「いいのよ。るいがぼーっとしてたのが悪いのよ。それより、風花も客引き大丈夫?」
「うん!いろんな人に来てもらえるようにがんばるよ!…私ががんばれば……むふふふふ…お金がガッポガポ……むふふふふ」
「ふ、風花?」
自分の世界に入ってしまった……アハハ
しかもガッポガポって……
「あ、るいちゃん、寸法測りたいって衣装の子が言ってたよ!放課後だってさ!」
「わかったわ。あ、風花、このジュースあげる。」
「わぁー!ありがとう!これおいしいんだよね〜」
前はるいが飲みたくて作ったけど久しぶりすぎて分量間違えちゃったからあげたのよね。
嬉しそうにニパニパ笑う風花はふわふわのお花みたいでとても癒される。
この笑顔は本当に反則ね。