しょうがないから好きになってあげる!
その後、彼女と自己紹介をし合った。
幼稚園から一緒の京太郎のことを紹介するという約束もした。
話しているうちに、花は最初にあったときに感じた柔らかい雰囲気の子ではないことがわかった。
自分の意思がかたく、結構ズバズバと言い返してくる強気な子だった。
それもまた俺の心をくすぐった。
ギャップ萌えというやつなのだろう。
それからというもの、約束はしていなかったけど毎日毎日図書室に通って花に会いに来た。
でも、ある日を境に彼女は図書室に来なくなった。