しょうがないから好きになってあげる!


「おー来た来た!」


調子のいい声で部屋のドアの後ろから出てきた京太郎。


「どういうことだ?」


「えっとだなぁ、花に会いに行こうと思ってさ!ワイワイしてたほうが楽しいだろ♪」


「はぁ!?んだよそれ!」


俺が京太郎に怒鳴ると京太郎は少し真面目な顔をして言った。


「花に、元気なとこ見せてやりたいからな。」


「……」



そうだよな。
もう1年ちょい避けてるもんな。




「よーし!行くぞ!」



さっきとは違って元気よく言う京太郎。
本当に最高の友達だ。












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