同級生の秘密
▷story1**◀



「好きです!付き合ってください!」


「無理。そういうの興味ない」


「またやってる」

「ほんと、よくあの子も告白するよね」


もう見慣れた光景だ
学校一のイケメン二条和哉が
告白されて断る
それも、いつも同じセリフで。


「和哉が早く誰かと付き合っちゃえばいいんだよ
そうだよ!奈津がさっさと告白して付き合えば、
こんなの毎日毎日見なくてすむんだよ」


「もー!またそういう事言う!
無理に決まってんじゃん!
やだよ。振られるの分かってて告白するなんて」


この子は、私と仲良い桜田志乃
高校二年の時同じクラスで仲良くなって、
今年もいっしょのクラスになれた!
サバサバした、しっかり者で
二条君とは幼なじみで、小中高いっしょなんだとか

私が前に
「そんなにずっと一緒で二条君のこと好きにならないの?」って聞いたら、
「あたしが?あいつを?なるわけないじゃん!
男友達みたいなもんだよ!」
って大爆笑された

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