umbra 〜約束の日〜
俺はソイツの拳を止める。
「これでもまだやんの?」
俺がそういうとそいつの顔が真っ青になっていった。それもそうだろう。手を抜こうとしても俺の力に負けて抜けないのだから。
「か、彼氏待ってんだったら先言えよな!!」
捨て台詞を吐いて走っていった。みんなの前でかっこ悪いやつ。てか彼氏なんて一言も言ってないけどな。まぁ、間違ってないんだが。
「・・・・・・麗」
俺が呼んだのを合図に2人で歩き出す。周りにいたやつらは道を開ける。
「燐!!」