umbra 〜約束の日〜
「あぁ。 だからさ、麗が切ってくんねぇ?」
麗は今、美容師を目指してる。だから髪を切られるなら、麗にしてもらいたい。
「うん!!私の第一号のお客さんだね!! 気合い入れないと!!」
明るく言ってたけど、プレッシャーは絶大っぽいな。まぁ、本物は初めてだもんな。
「よろしく。 でもあんま緊張しなくていいからな。」
麗にだったら間違えられてもいい。そんなことを思ってるから裕翔にバカップルとか言われるんだな。