umbra 〜約束の日〜
前園らの先代、月光の幹部の尋問で俺はむしゃくしゃしていた。













適当に空き教室に入り、スマホをいじる。いじるって言っても、ゲームとかじゃ無くて、インターネットで色々と調べるだけ。















気を紛らわすためにやっていても考えているのはさっき聞かれたあの日、俺らの両親が殺された日のこと。思いだしたくないから考えないようにしていたいのに、その記憶をえぐり出すかのように聞いてきたやつら。














そんなことを考えていたら作業にも手がつかなくなってやめる。
















チロリン















まだ明かりが付いている携帯を見ると航からのL☻NE。珍しいと思いながら開いてみる。





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