ネコライフ!
私の顔は青ざめて息も荒く体は震えていた。
さっきのは何?何だったの!?いったい何が起こったの?
頭の中はパニックで爆発寸前だった・・・・。
もう分けがわからなくて、気づいたら私は涙を流していた…哀しいわけでもないのに…。
「大丈夫・・。私がいるよ?大丈夫だって。」
不意にルカが私を抱き締めてくれた。
とても暖かくて、柔らかくて、優しくて。すごく、安心した。
ルカに触れると、どうして落ち着くんだろう?気持が安らぐんだろう?
彼女はずっと微笑んでくれた。私が泣き止むまで、何も聞かずに抱き締めてくれた。
もう日が暮れ始めていた・・・。
「ごめんね・・お店いけなくて…。」
「良いよ!またいつでも行けるでしょ!もっと元気なときに行こうね。」
「もうあんた具合い悪かったんなら、断れば良かったじゃない。」
「えっ・・・いや、うん。ごめんね。」
私は申し訳なさと、情けなさですっかり肩を落としていた。
「何であやまんの?誰だって調子の悪いときはあるんだから、気にすんなって!」
それでもやっぱり自分の所為で、行けなかったのだと、しょんぼりトボトボ歩いていたら、ルカの背中にぶつかった。