ネコライフ!

「大丈夫?ごめんね・・ありがとう。気を付けてね、また学校で。今度うちに泊まりに来なよ。」
「分かった、ルカもいつかうちに泊まりにおいでよ。迎えに来るから。」
「うん。・・・・じゃあ明日ね♪」
彼女は満面の笑みで言った。

「はっ?あ・・明日!?明日泊まりに来るの!?」
「えっちょっ、ちょっ待ってよ明日は~・・・・。」
私は鳩が豆鉄砲をくらったような顔してしまった。明日ですと~?私が明日の予定を考えていると。
「じゃっ決定~!♪よろしくね~。」
「ちょっと待ってよ、私の意見は無視か~!?おい!」
まぁ明日は特に予定は無かった、と思うから良いけどさ。
しかし強引だな・・・・。
「じゃ明日!詳しい事は後で電話するよ。」
“バイバイ”と手を振ってルカは家の中に入っていった。
私は溜め息をついてバス停でバスを待った。


―――――――――


誰もいないバス停。
肌寒い風がまだ薄着の私の体をすり抜けていく。

ココロに穴が空いたような気がした。

季節は秋から冬へと衣替えを始めた次期。






第2章へ
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