ネコライフ!
第2章
――ガチャ
「ただいまー…はぁ~~。」
ドサッ―――
すっかり日が落ちてしまった頃、やっと家に着いて疲れた私はそのまま玄関に座り込んだ。
「おかえりー。どうしたの?そんなところで、溜め息なんかついて。」
と母が出迎えてくれた。夕飯を作っている最中なのか、エプロンを着けたままだ。
「ん~、疲れただけ~~。お風呂先入るね。」
そう言って私は2階の自分の部屋へ上がっていった。振り返ったときには、母はもうキッチンに戻っていた。
――ガチャ・キィ…バタン
「はぁ~~~…つかれ・た~。」ボフッ―――
部屋につくなり、ベッドに倒れこむ。このまま眠ってしまいたかった。
けどそうはいかないので、重たい瞼を開け、支度をして1階に下りた。
チャポン・・・
「う・あぁ~~~…気持ち~。」
一日の終わりにお風呂に入ると気持ちがいい♪特に今日は疲れたから何時にも増して……
「極楽、極楽~・・・。」
とオヤジ臭いことになる。