ネコライフ!

洗い物をしながら背中越しに言う母は、少し淋しそうだった。

「へ~。じゃあ京都の生八ツ橋、お土産にたのもー♪」
「お父さんいつも出張のとき、美味しいものお土産に帰ってくるもんね~。」

母は“相変わらず甘いもの好きね”と言った。もちろん!私は甘いもの大好きだからね。
例えお腹いっぱいでもデザートは絶対入るのだ。

「お父さん。明日行って一週間後帰ってくるはずだから、ちゃんと家の事してね。」

“は~い”と返事をしてふと時計を見ると9時をまわっていた。

「ふぁ~~~…。ねみ~~、私もう寝るね。明日よろしくねーおやすみー。」

私は大欠伸をかいて、母に挨拶をして2階へ戻ろうとした、その時…
プルルルルルルッ
「あっ電話、きっとルカからだ!」 そう言えばルカ、後で電話するって言ってたっけ……

プルルル・ガチャ
「もしもし?ルカ?うん私。
うんお母さん泊まり良いって♪
明日何時迎え行けば良い?」
――『えっと…そっちも用意とかあるから~10時頃が良いかな?』
「うん10時ね、分かったvじゃあそれまでに準備しといてね~。うんじゃおやすみ~。」

――ガチャ


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