ネコライフ!

「なん…で、二人の靴があるの・・・?」

家の中を探し回ってるときは気付かなかったけど。昨夜からある二人の靴はちゃんとそこにあるのだ。

「あれ?…おかしいよね?靴あるのに何で二人ともいないの?」

お母さんは別の靴をはいたとしても、ルカはコレ1足しかないし。私とはサイズが合わないから履けないし。

裸足で出るわけないしね・・・、って事は!!

「二人は家の中で消えたってことですくわぁ~~!!?」

「っ…探さなきゃ!って、いないんだから探しようがないか…。」

どゆ事!?どゆ事~!!?夢?

「夢ですかコレは~~~!!!?」

夢にしてはリアル過ぎるんですけど~~~~!?つか誰に言ってんですくわぁ~~~~~~!!??

私は頭を抱えて家の中で叫んでいた。
―まるで、お慕えしている主にこっそり逃げられた臣下が城中叫んで探している様子。


「お・おおおおおお、落ち着けオチツケおちつけ・・・・・・。」

「っ!…落ち着いていられるか~~~~~!!!」

―もはや誰にも停められない勢いである。

こ、こう言う時は深呼吸だ!
ヒッ・ヒッ・フー、ヒッ・ヒッ・フー……(それはラマーズ方です。)

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