ネコライフ!

私は更に公園、公園の外の住宅街を観まわした。するとあることに気付いた。

ここって・・・ココってまさか!?

「あの!あの日ルカと一緒に行った、お店の近くの公園だ!!?」

そこは、お店に行って具合の悪くなった私をルカが休ませてくれた公園・・・・。

偶然だよね~。たまたまこの公園に出ただけで、ここもあの猫さんのテリトリーなんだよ。
うん。そうそう。

自分に言い聞かせるみたいに私は無理矢理納得した。

そう思いながら猫さんを見るとまだ毛繕いをしている。

「偶然、偶然・・・・。」と呟いていると。

(この世に偶然などは無い、あるのは必然だけ・・・)

「だ・だれ!?」

私はハッとして、辺りを観まわした。
誰もいない・・・。今のは気のせい?
確かに聞こえたような・・・・。

でも、なんか頭の中に直接響いてきたような気もするんだけど…

誰もいないしなぁ、やっぱ気のせいだよね。

ちょっとパニクっちゃって幻聴が聞こえたんだよ。きっと。



「さぁて・と!」

私は背伸びをして立ち上がり猫さんに近付いた。

猫さんは今度は離れずにじっとしている。


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