ネコライフ!
ゴクリと喉を鳴らして、私はその威圧感に圧倒されながら建物の中に入った。
そこで一度時刻を確かめると、午後二時をまわったところだった。
建物の中に入ると、一階はお店らしくルカの言っていたような骨董品がずらーっと並んでいた。
レトロな感じのライトやレコード、洋服ダンスやコレまた有名そうな壺。
と言っても骨董品に詳しくないから正直よく分かんないけど…。
「うわー高そぅ;家具も取り扱っているんだ。」
ちょっと薄暗いけど、やってんのかな?でも戸は開いてたし・・・。
お店の中は外から観た感じの印象と同じで、僅かな灯りがあるだけで人気はなかった。
お店なのかっていうほど物は無造作に積んであり、私の背よりはるか高くまで積んであって今にも倒れてきそうな感じだ。
なんと言うか、こう、古本屋さん又は図書館でもいいや、の倉庫みたいに棚を使わないで、スッゴイ本が積んであるみたいな感じで分かるかな?
(実際本屋さんの倉庫がどうなってるか知らないけど)
所狭しと物があってちょっと進むと足の踏み場がない状態だ。
だんだん首が痛くなってきちゃった。