ネコライフ!
第4章
「それじゃあ、近い扉からみていこうかな!」

と言うことで、私は本来の目的である拐われた?二人を奪還するために二階をくまなく調べていくことにした。

「さっ…入るぞー。」

一番近い部屋の前に来て少し戸惑った。
扉は普通の木で出来たドアノブを捻って開けるタイプ。
一応ノックとかした方が良いのかな?

暫く考えて私はノックをしてあけた。

「…失礼しまーす。」

最初の扉の向こうには…















音楽室が広がっていた。









「なんじゃこりゃ。音楽室だよね?どうみたって。」

なんで音楽室?いや、家に音楽をするための部屋とかあるとこも在るけど、そうじゃなくて何で音楽室?
だって学校にあるような音楽室だよ!?

「つーかこれ、マジうちの学校の音楽室じゃね?」

よくみりゃ本気でうちの学校の音楽室そっくりで、ピアノの配置から窓や机に至るまで全く同じつくりなのだ。

「あやしーい。ここにはいなさそうだから次行くかな。」

余りにそっくりで怪しいので入らないことにした。どうせお母さんもルカもいないし。

「さて次!次!」

部屋の扉を閉め早々に次の部屋に行く。

< 54 / 61 >

この作品をシェア

pagetop