ネコライフ!

「さて次は…隣行ってみよー!」

どの部屋を探したのか分からなくなるので順番にみていくことにした。

だって全部同じ扉なんだもん表札とかないし。

次の部屋も取りあえずノックをして開ける。
人がいたらアレだし…。

「失礼しまー…」

す。って…えっ?

次の扉を開いたら今度は……

「教室~!?」

そう、教室があった。
しかも、またうちの学校の更にうちのクラスにそっくりの教室が…

「ありえない。激しく見覚えがあるんですけど!?」

だってだって、机の数も配置もポスターも後ろの棚だってそっくり・・・

「じゃ、じゃあ。まさか… 」

私はある事を確かめるためその部屋に入った。向かった先は……
迷うことなく自分の机。

「もしココが本当に私のクラスならこの席は私の席のはず。」

そう思って机の中を覗いた。なぜならこの席が自分の席なら、自分の教科書やノートが入っているからだ。

――ガサ

「うお~!!私の名前だ!じゃあやっぱりココは私のクラス?」

なぜ、どうしてが私の頭の中をぐるぐる回っている。

なぜ、この店の二階の部屋にどうして私のクラスが?
音楽室もあったし。

< 55 / 61 >

この作品をシェア

pagetop