大切なもの【完結】
「え!?ほんと!?」
俺の言葉にいままで見たこともないぐらいの笑顔を見せる。
「お、おう。暇ならだけど」
「暇!暇!暇!嘘とかないよね?ほんとだよね?」
俺の腕を掴む。
「嘘じゃないから落ち着け」
まさかここまで喜んでくれるとは思わなくて。
彩香に振られて落ち込んでいた俺の心を溶かしていく。
「嬉しい!夢だったの!」
「夢?」
「うん!好きな人と行くの!」
気がついたら俺の手は桜苗の頭に伸びていた。
「そんなに喜んでくれてありがとう」
桜苗とはじめるのも悪くないかもしれない
そう心の奥にあったから、目に入ったこのポスターをみて誘ったんだろうな。
「でも、なんか翼に悪いよな」
「いやだ!翼のこと気にしないで」
桜苗が俺を睨む。
「気にしないわけに行かねぇだろ。あいつだって友達なんだから」
「でも、あたしは翔が好きだから…」
さっきまでは元気に話してたくせに
〝翔が好き〟と言う口調は恥ずかしげで。
俺の言葉にいままで見たこともないぐらいの笑顔を見せる。
「お、おう。暇ならだけど」
「暇!暇!暇!嘘とかないよね?ほんとだよね?」
俺の腕を掴む。
「嘘じゃないから落ち着け」
まさかここまで喜んでくれるとは思わなくて。
彩香に振られて落ち込んでいた俺の心を溶かしていく。
「嬉しい!夢だったの!」
「夢?」
「うん!好きな人と行くの!」
気がついたら俺の手は桜苗の頭に伸びていた。
「そんなに喜んでくれてありがとう」
桜苗とはじめるのも悪くないかもしれない
そう心の奥にあったから、目に入ったこのポスターをみて誘ったんだろうな。
「でも、なんか翼に悪いよな」
「いやだ!翼のこと気にしないで」
桜苗が俺を睨む。
「気にしないわけに行かねぇだろ。あいつだって友達なんだから」
「でも、あたしは翔が好きだから…」
さっきまでは元気に話してたくせに
〝翔が好き〟と言う口調は恥ずかしげで。