大切なもの【完結】
「振られたらさ、ちょっとは前に進めるんじゃない?」
「前に、か…」
たしかに今のままじゃ、俺はこのままずっとここに止まり続けてるだろう。
もしかしたらみんなと仲良くすることもできないかもしれない。
俺は、みんなといるのが大切なんだ。
「告白、してみるか…」
「そうこなくちゃ!」
香がすごい笑顔になる。
「なんで香がそんな嬉しそうにしてんだよ」
「前に進むのはやっぱ嬉しいよ」
いままで香は郁人のことをすげぇ好きなやつって目でしか見たことなくて。
こんなに人のことを考えられるやつだなんて思っていなかった。
「ありがとな。自分の事でもないのに」
香の頭をぽんっと撫でる。
「前に進んだら付き合おう」
相変わらず〝付き合う〟って言葉を言いたがる香。
「どこまで俺らが付き合うってことにしてぇんだよ」
考えを変えない香になんだかわからないけど、心地よさが広がる。
さぁ、前に進むために。
戦をしてくるかな。
「前に、か…」
たしかに今のままじゃ、俺はこのままずっとここに止まり続けてるだろう。
もしかしたらみんなと仲良くすることもできないかもしれない。
俺は、みんなといるのが大切なんだ。
「告白、してみるか…」
「そうこなくちゃ!」
香がすごい笑顔になる。
「なんで香がそんな嬉しそうにしてんだよ」
「前に進むのはやっぱ嬉しいよ」
いままで香は郁人のことをすげぇ好きなやつって目でしか見たことなくて。
こんなに人のことを考えられるやつだなんて思っていなかった。
「ありがとな。自分の事でもないのに」
香の頭をぽんっと撫でる。
「前に進んだら付き合おう」
相変わらず〝付き合う〟って言葉を言いたがる香。
「どこまで俺らが付き合うってことにしてぇんだよ」
考えを変えない香になんだかわからないけど、心地よさが広がる。
さぁ、前に進むために。
戦をしてくるかな。