大切なもの【完結】
「翼!」
屋上のドアを開けて香が入ってくる。
「お前なんでそんなに俺のいるとこわかんだよ」
「なんでだろうね?」
おかしそうに笑う。
「俺にGPSでもつけた?」
なんて姉ちゃんが持ってた少女漫画で見たセリフを使ったりもする。
「それ、少女漫画じゃない?知ってんだ」
「姉ちゃんが持ってたから。まぁ、あれは女の子が言うけどな」
結構姉ちゃんが勝手に読めと俺の部屋に置いていったりするので少女漫画は知ってる。
「少女漫画とか読むんだね?なんかかわいいー」
俺の頭をぐしゃぐしゃっと撫でる。
「なんか姉ちゃんが置いてくんだよ。読めって」
「えー?お姉ちゃんが?」
「うん。女心勉強しとけってさ」
コミックを買っては俺の机に置いていきやがる。
おかげで女心は結構わかってきたかもしれない。
相手には振られたけど。
こんなんで勉強になるのかはわからないけど。
屋上のドアを開けて香が入ってくる。
「お前なんでそんなに俺のいるとこわかんだよ」
「なんでだろうね?」
おかしそうに笑う。
「俺にGPSでもつけた?」
なんて姉ちゃんが持ってた少女漫画で見たセリフを使ったりもする。
「それ、少女漫画じゃない?知ってんだ」
「姉ちゃんが持ってたから。まぁ、あれは女の子が言うけどな」
結構姉ちゃんが勝手に読めと俺の部屋に置いていったりするので少女漫画は知ってる。
「少女漫画とか読むんだね?なんかかわいいー」
俺の頭をぐしゃぐしゃっと撫でる。
「なんか姉ちゃんが置いてくんだよ。読めって」
「えー?お姉ちゃんが?」
「うん。女心勉強しとけってさ」
コミックを買っては俺の机に置いていきやがる。
おかげで女心は結構わかってきたかもしれない。
相手には振られたけど。
こんなんで勉強になるのかはわからないけど。