大切なもの【完結】
「生まれたときから悠貴とは一緒だからね」
最初から隣同士で。
生まれた日も2日違いで同じ産婦人科で。
隣のベッドで寝てたあたしたち。
当然ながらアルバムにも悠貴が多くなる。
「こーんな小さい頃から一緒なんだもんな」
「うん。約束してなくてもそのへんで1日に一回くらいは会ってる気がする」
「ははっ。それ軽く嫉妬だわ」
なんてぷうっと頬を膨らませる。
「もう、バカ。なんにもないんだからぁ!」
郁人の頭をポンポン叩こうとするとかわされて腕をそのまま掴まれる。
「分かってる」
そのままあたしの唇に郁人の唇を重ねた。
「郁人のお母さんとお父さんに感謝だね」
「え?」
「郁人を産んでくれてありがとうって。そして、郁人も生まれてきてくれて、あたしに出会ってくれてありがとう」
あたしが言葉を言い終わるとぎゅっと抱きしめられる。
「反則」
そう言ってもう一度あたしにキスをおとした。
最初から隣同士で。
生まれた日も2日違いで同じ産婦人科で。
隣のベッドで寝てたあたしたち。
当然ながらアルバムにも悠貴が多くなる。
「こーんな小さい頃から一緒なんだもんな」
「うん。約束してなくてもそのへんで1日に一回くらいは会ってる気がする」
「ははっ。それ軽く嫉妬だわ」
なんてぷうっと頬を膨らませる。
「もう、バカ。なんにもないんだからぁ!」
郁人の頭をポンポン叩こうとするとかわされて腕をそのまま掴まれる。
「分かってる」
そのままあたしの唇に郁人の唇を重ねた。
「郁人のお母さんとお父さんに感謝だね」
「え?」
「郁人を産んでくれてありがとうって。そして、郁人も生まれてきてくれて、あたしに出会ってくれてありがとう」
あたしが言葉を言い終わるとぎゅっと抱きしめられる。
「反則」
そう言ってもう一度あたしにキスをおとした。