大切なもの【完結】
「怖く…?」
「うん。さっきさ、ベッドの上で彩香に触れてたら自制がきかなくなった。このまま…って思ったけど、我に返ったらできなくて。俺、初めてだしなんかうまくできる自信なんかないし。でも、一緒にいたらもう襲っちゃいそうでさ…俺、ほんと情けなくてごめん」
彩香に向かって頭を下げる。
「顔上げて、郁人」
「…彩香」
「一緒だよ。あたしだって自信なんかないもん。でも、郁人ならって思ってる」
彩香が俺を真剣に見てくれて、こう言ってくれて。
あぁ、俺はなにを不安に思ってたのかなって気持ちになる。
俺の中にあった塊が彩香の言葉一つで取り除けるんだ。
「ありがとう。で、俺は家に入っても大丈夫?」
「え?どういうこと?」
「んと、だいすきな彩香と2人きりでなにもしないって言い切れないってこと」
一度、自制がきかなくなったらもう抑えることなんてぇきない。
俺はさっきそれを思い知ったから逃げたんだ。
「うん。さっきさ、ベッドの上で彩香に触れてたら自制がきかなくなった。このまま…って思ったけど、我に返ったらできなくて。俺、初めてだしなんかうまくできる自信なんかないし。でも、一緒にいたらもう襲っちゃいそうでさ…俺、ほんと情けなくてごめん」
彩香に向かって頭を下げる。
「顔上げて、郁人」
「…彩香」
「一緒だよ。あたしだって自信なんかないもん。でも、郁人ならって思ってる」
彩香が俺を真剣に見てくれて、こう言ってくれて。
あぁ、俺はなにを不安に思ってたのかなって気持ちになる。
俺の中にあった塊が彩香の言葉一つで取り除けるんだ。
「ありがとう。で、俺は家に入っても大丈夫?」
「え?どういうこと?」
「んと、だいすきな彩香と2人きりでなにもしないって言い切れないってこと」
一度、自制がきかなくなったらもう抑えることなんてぇきない。
俺はさっきそれを思い知ったから逃げたんだ。