大切なもの【完結】
「わーお!咲坂さん!」
「知ってんの?」
「おお。隣のクラスだけどね」
でも、あの子たしか彼氏…って思ったけど噂で聞いたことが事実かどうかもわかんないから口から出すのをやめる。
「ふーん。なんか有名なの?」
「いや、かわいいからじゃない?」
「かわいいの!?」
そういえば会ったことないのかって思い出した。
俺の方が咲坂さんの顔知ってんだなってなんだか不思議に思う。
「かわいいってみんな言ってるよ。たしか」
彩香にしか興味のなかった俺はよく知らないけど。
でも、みんなかわいいって言ってた気がする。
「そっか…」
「つーか写メでも送ってもらえよ。LINEのアイコンとか顔じゃねぇの?」
「ずっと電話とショートメールしかしてない」
顔を赤らめて言う悠貴に始めてこいつかわいいなと思う。
「ま、大切なんだろ?」
「まぁな」
「大切なものなくすなよ」
「知ってんの?」
「おお。隣のクラスだけどね」
でも、あの子たしか彼氏…って思ったけど噂で聞いたことが事実かどうかもわかんないから口から出すのをやめる。
「ふーん。なんか有名なの?」
「いや、かわいいからじゃない?」
「かわいいの!?」
そういえば会ったことないのかって思い出した。
俺の方が咲坂さんの顔知ってんだなってなんだか不思議に思う。
「かわいいってみんな言ってるよ。たしか」
彩香にしか興味のなかった俺はよく知らないけど。
でも、みんなかわいいって言ってた気がする。
「そっか…」
「つーか写メでも送ってもらえよ。LINEのアイコンとか顔じゃねぇの?」
「ずっと電話とショートメールしかしてない」
顔を赤らめて言う悠貴に始めてこいつかわいいなと思う。
「ま、大切なんだろ?」
「まぁな」
「大切なものなくすなよ」