大切なもの【完結】
「俺もだな」
翼も俺らを見てそういった。
「まぁ、それは俺らが男だからだよな」
俺はそうため息をつく。
言ったことに後悔はしていない。
でも、確実に同じように女たちは香に聞くだろ。
そしたら彩香にも伝わるし。
彩香たちは女だから。
俺らとは違う考えなんだと思う。
「でも、変に期待もたせるよりいいだろ」
翔が静かに言う。
「あぁ。期待させるのは間違ってるよ」
翼も翔に同意する。
あの場で俺が。
香を受け止めてたら。
香が勘違いするだけだよな。
これでよかったんだ。
これで。
「間違って、ないよな」
俺は自分に言い聞かせる。
香に言ったことも。
彩香を好きなことも。
彩香のことを好きじゃないって言うことも。
翼も俺らを見てそういった。
「まぁ、それは俺らが男だからだよな」
俺はそうため息をつく。
言ったことに後悔はしていない。
でも、確実に同じように女たちは香に聞くだろ。
そしたら彩香にも伝わるし。
彩香たちは女だから。
俺らとは違う考えなんだと思う。
「でも、変に期待もたせるよりいいだろ」
翔が静かに言う。
「あぁ。期待させるのは間違ってるよ」
翼も翔に同意する。
あの場で俺が。
香を受け止めてたら。
香が勘違いするだけだよな。
これでよかったんだ。
これで。
「間違って、ないよな」
俺は自分に言い聞かせる。
香に言ったことも。
彩香を好きなことも。
彩香のことを好きじゃないって言うことも。