寄生虫
かゆみ
久しぶりに4人で遊んで家に帰ると、リビングでバラが洗濯ものをたたんでいた。
その姿を見て、そう言えば今日はお母さんは同窓会でいないと言っていたのを思い出した。
「遅い。なにしてたのよ、部活もしてないくせに」
ただいまを言う前に、バラがきつい口調でそう言ってきた。
「遊んでた」
あたしは適当にそう返事をして、冷蔵庫からスポーツどリンクを取り出してコップにそそいだ。
「あたしは晩ご飯を炊いて、お風呂を洗って、洗濯ものをたたんでる」
バラはそう言うと、あたしの洗濯ものを乱暴に付きつけて来た。
洗濯ものは綺麗にたたまれている。
あたしはそれを無言で受け取った。
バラはジッとあたしを睨みつけてくる。
しかたなく、あたしは口を開いた。
「それだけできてたら、あたしが手伝う事は何もないね」
そう言うと、あたしはリビングのドアを開けた。
「ちょっと、サナギ!? いい加減にしてよ!!」
バラの怒鳴り声を後ろに聞きながら、あたしは階段を駆け上がったのだった。
その姿を見て、そう言えば今日はお母さんは同窓会でいないと言っていたのを思い出した。
「遅い。なにしてたのよ、部活もしてないくせに」
ただいまを言う前に、バラがきつい口調でそう言ってきた。
「遊んでた」
あたしは適当にそう返事をして、冷蔵庫からスポーツどリンクを取り出してコップにそそいだ。
「あたしは晩ご飯を炊いて、お風呂を洗って、洗濯ものをたたんでる」
バラはそう言うと、あたしの洗濯ものを乱暴に付きつけて来た。
洗濯ものは綺麗にたたまれている。
あたしはそれを無言で受け取った。
バラはジッとあたしを睨みつけてくる。
しかたなく、あたしは口を開いた。
「それだけできてたら、あたしが手伝う事は何もないね」
そう言うと、あたしはリビングのドアを開けた。
「ちょっと、サナギ!? いい加減にしてよ!!」
バラの怒鳴り声を後ろに聞きながら、あたしは階段を駆け上がったのだった。