寄生虫
綺麗で可愛い女性たちが時刻を書かれた紙を持ち、写真を撮る。
それを連ねて1分ごとに写真が切り替わるようになっている、パソコン用の時計だ。
「あたしは買い物してくるね」
呼びとめられたのはバラだ。
あたしはバラを残して歩き出そうとした。
その瞬間。
「待って、妹さんもですよ!?」
慌ててそう声をかけて来た男性に、あたしは驚いて振り返った。
「あたしも……?」
「そうです。美人姉妹で写真を撮らせてください」
その言葉にあたしは唖然としてしまった。
美人?
あたしが?
からかわれているのだろうか?
だとしたら最低だ。
あたしはそう思い、ムッとして男性を見る。
その表情に男性はたじろいた。
「あ、ダメならお姉さんの方だけでも……」
それを連ねて1分ごとに写真が切り替わるようになっている、パソコン用の時計だ。
「あたしは買い物してくるね」
呼びとめられたのはバラだ。
あたしはバラを残して歩き出そうとした。
その瞬間。
「待って、妹さんもですよ!?」
慌ててそう声をかけて来た男性に、あたしは驚いて振り返った。
「あたしも……?」
「そうです。美人姉妹で写真を撮らせてください」
その言葉にあたしは唖然としてしまった。
美人?
あたしが?
からかわれているのだろうか?
だとしたら最低だ。
あたしはそう思い、ムッとして男性を見る。
その表情に男性はたじろいた。
「あ、ダメならお姉さんの方だけでも……」