寄生虫
☆☆☆
バラが相手だとどうしてもイライラしてしまう。
それなら1人でいた方がマシだった。
あたしは干していた掛布団を取り込んでベッドの上に乱暴に投げた。
スマホを取り出して真尋へメッセージを送る。
《今から遊べない?》
《ごめん、今サッカーの練習試合を見てる所なんだ》
その返事にガックリと肩を落とす。
このまま家にいたらまたバラが何か言ってくるかもしれない。
その前に家を出ようと思ったのに……。
1人ではどこに遊びに出かけてもおもしろくはない。
そう思っていた時だった。
「サッカーの試合……?」
と、あたしは呟いた。
それなら京介も一緒にいるってことだよね?
そう考えると、途端に体の熱が上がって行くのがわかった。
《会場って、どこ? あたしも行っていい?》
そう送ってからすぐに返事が来るまでの間、あたしはソワソワして落ち着かなかった。
《競技場だよ。もちろん、おいでよ!!》
その返事にあたしはパァッと笑顔になる。
急いで着替えをしてバッグをひっつかみ、一階へと下りて行った。
「遊びに行ってくる!」
リビングに向けてそう声をかけ、あたしは外へと駆けだしたのだった。
バラが相手だとどうしてもイライラしてしまう。
それなら1人でいた方がマシだった。
あたしは干していた掛布団を取り込んでベッドの上に乱暴に投げた。
スマホを取り出して真尋へメッセージを送る。
《今から遊べない?》
《ごめん、今サッカーの練習試合を見てる所なんだ》
その返事にガックリと肩を落とす。
このまま家にいたらまたバラが何か言ってくるかもしれない。
その前に家を出ようと思ったのに……。
1人ではどこに遊びに出かけてもおもしろくはない。
そう思っていた時だった。
「サッカーの試合……?」
と、あたしは呟いた。
それなら京介も一緒にいるってことだよね?
そう考えると、途端に体の熱が上がって行くのがわかった。
《会場って、どこ? あたしも行っていい?》
そう送ってからすぐに返事が来るまでの間、あたしはソワソワして落ち着かなかった。
《競技場だよ。もちろん、おいでよ!!》
その返事にあたしはパァッと笑顔になる。
急いで着替えをしてバッグをひっつかみ、一階へと下りて行った。
「遊びに行ってくる!」
リビングに向けてそう声をかけ、あたしは外へと駆けだしたのだった。