寄生虫
☆☆☆
連休最終日は京介とデートだ!
そう思うといつのも道がバラ色に輝いて見える。
道の隅に咲いている花なんて気にしたこともなかったのに、今日は綺麗だなと思って思わず立ち止まってしまった。
太陽の光を浴びて反射している白いガードレールにさえ、魅力を感じる。
足元は軽く、リズムを刻むように歩いて行く。
約束場所のコンビニは学校から一番近い場所にある。
自転車で行ってもよかったのだが、今日は短いスカートをはいているから徒歩を選んだ。
15分ほどでコンビニが見えてきて、あたしの心臓は通常のよりも早く動き始める。
京介の事を意識してしまっているから、コンビニから出て来るお客さんを見るたびにいちいちドキッとしてしまう。
その時だった、見慣れた顔がコンビニに向かっているのが見えた。
「京介!」
あたしは咄嗟に名前を呼んでいた。
コンビニに入る手前で足を止め、振り返る京介。
「よぉ」
いつも通り片手を上げて返事をする。
その仕草にあたしの胸はギュッと締め付けられるようだった。
連休最終日は京介とデートだ!
そう思うといつのも道がバラ色に輝いて見える。
道の隅に咲いている花なんて気にしたこともなかったのに、今日は綺麗だなと思って思わず立ち止まってしまった。
太陽の光を浴びて反射している白いガードレールにさえ、魅力を感じる。
足元は軽く、リズムを刻むように歩いて行く。
約束場所のコンビニは学校から一番近い場所にある。
自転車で行ってもよかったのだが、今日は短いスカートをはいているから徒歩を選んだ。
15分ほどでコンビニが見えてきて、あたしの心臓は通常のよりも早く動き始める。
京介の事を意識してしまっているから、コンビニから出て来るお客さんを見るたびにいちいちドキッとしてしまう。
その時だった、見慣れた顔がコンビニに向かっているのが見えた。
「京介!」
あたしは咄嗟に名前を呼んでいた。
コンビニに入る手前で足を止め、振り返る京介。
「よぉ」
いつも通り片手を上げて返事をする。
その仕草にあたしの胸はギュッと締め付けられるようだった。