寄生虫
「でもさ、本当に真剣に告白を考えた方がいいと思うよ?」
途端に真剣な表情になってそう言う真尋に、あたしは箸を止めた。
「どうして?」
「この前の放課後、体育館で1年生の女の子に告白されてたらしいよ?」
真尋の言葉にあたしは目を見開く。
「また?」
そう、京介は2年生に上がってから全校生徒からの人気が急上昇していて、特に下級生からの人気は大きかった。
知っている限りでは今月に入って3度目の告白だ。
あたしはチラリとスマホで日にちを確認した。
6月10日の文字が目に入る。
今月に入ってまだ10日しかたっていない。
このペースだと月末までに10人近くの後輩から告白されるかもしれない。
そう考えると重たい気持ちになった。
京介は今のところ好きな子がいないらしく、告白はすべて断っているらしい。
だけど、それほど頻繁に告白されているのなら彼女ができるのは時間の問題かもしれない。
途端に真剣な表情になってそう言う真尋に、あたしは箸を止めた。
「どうして?」
「この前の放課後、体育館で1年生の女の子に告白されてたらしいよ?」
真尋の言葉にあたしは目を見開く。
「また?」
そう、京介は2年生に上がってから全校生徒からの人気が急上昇していて、特に下級生からの人気は大きかった。
知っている限りでは今月に入って3度目の告白だ。
あたしはチラリとスマホで日にちを確認した。
6月10日の文字が目に入る。
今月に入ってまだ10日しかたっていない。
このペースだと月末までに10人近くの後輩から告白されるかもしれない。
そう考えると重たい気持ちになった。
京介は今のところ好きな子がいないらしく、告白はすべて断っているらしい。
だけど、それほど頻繁に告白されているのなら彼女ができるのは時間の問題かもしれない。