僕の太陽
「はい、どーぞ」


あたしも袋を破って、
彼のとは違う種類のメロンパンにかぶりついた


「ありがと、実は朝からなーんも食べてないんだよね

てかいくつ持ってんの?」

「常に3個は」

「1日何個食べんの」

「最低3個」


信じらんない。
栄養偏ってるからこんなガリガリなのかな。


「よっぽど好きなんだね、
メロンパン。」

「つーか、
まあタバコみたいなもんだな」

「へえ」



するといきなり、
圭佑はあたしの顔をまじまじ見て

「はは、やっぱ食べてる時の顔がいちばんいいな」


と笑った。



簡単に言うと、
まああれだ。
射ぬかれた。





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