僕の太陽
外科病棟の三階の突き当たり、
そこまで向かう途中にずっと見たかった姿があった。
何故か、病室の外のベンチで思い詰めたみたいに座ってて
俺に気付くと驚いた顔で立ち上がる。
それから急に走って手を引っ張られたかと思うと階段の方まで連れて来られた。
「え、秋崎、なんで?」
どこも怪我してないじゃん。
「何しに来たの」
俺の心配はよそに、
怪訝な顔でこっちを睨む。
「今会ってさ、何言うの?」
「…は?」
「ほんと、無神経にも程があるよ…」
挙句、泣き出す。
全く話が読めねんだけど…。
「俺お前が病院運ばれたって聞いたから来たんだけど」
「…なんで?」
そういう質問、ずるいんじゃねーの?
.
そこまで向かう途中にずっと見たかった姿があった。
何故か、病室の外のベンチで思い詰めたみたいに座ってて
俺に気付くと驚いた顔で立ち上がる。
それから急に走って手を引っ張られたかと思うと階段の方まで連れて来られた。
「え、秋崎、なんで?」
どこも怪我してないじゃん。
「何しに来たの」
俺の心配はよそに、
怪訝な顔でこっちを睨む。
「今会ってさ、何言うの?」
「…は?」
「ほんと、無神経にも程があるよ…」
挙句、泣き出す。
全く話が読めねんだけど…。
「俺お前が病院運ばれたって聞いたから来たんだけど」
「…なんで?」
そういう質問、ずるいんじゃねーの?
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