僕の太陽
あたしはその男の子の存在を
綾川さんに付き添った病院でひとまず落ち着いた頃思いだした
すると向こうから息を切らして
走ってくる人がいて…
圭佑だった。
でも来るっていうのは知ってた
かずからメールが来てたから
『圭佑がお前が病院運ばれたと思いこんで走って行った』
正直、
嬉しいと思ってしまったあたしを
自分で叱った
だって、
あたしは今圭佑に怒ってる。
圭佑の手を掴んで階段まで連れて行く。
「え、秋崎、なんで?」
完璧に面食らってる様子の圭佑
「何しに来たの」
なんとなく目は見れなくて、
胸のあたりを睨む
それから圭佑が勘違いしてるっていうのは
知らないフリをすることにした
「今会ってさ、何言うの?」
「…は?」
「ほんと、無神経にも程があるよ…」
「…だから、俺、言ったじゃん。お前のこと…」
「綾川さん
手首切ったんだよ」
わざと、言葉を遮った。
あたしのことはもういいから
今綾川さんに大事なのは
あんただよ、圭佑。
綾川さんに付き添った病院でひとまず落ち着いた頃思いだした
すると向こうから息を切らして
走ってくる人がいて…
圭佑だった。
でも来るっていうのは知ってた
かずからメールが来てたから
『圭佑がお前が病院運ばれたと思いこんで走って行った』
正直、
嬉しいと思ってしまったあたしを
自分で叱った
だって、
あたしは今圭佑に怒ってる。
圭佑の手を掴んで階段まで連れて行く。
「え、秋崎、なんで?」
完璧に面食らってる様子の圭佑
「何しに来たの」
なんとなく目は見れなくて、
胸のあたりを睨む
それから圭佑が勘違いしてるっていうのは
知らないフリをすることにした
「今会ってさ、何言うの?」
「…は?」
「ほんと、無神経にも程があるよ…」
「…だから、俺、言ったじゃん。お前のこと…」
「綾川さん
手首切ったんだよ」
わざと、言葉を遮った。
あたしのことはもういいから
今綾川さんに大事なのは
あんただよ、圭佑。