「あとひとつ」
本当の夢を願い。多分、本当の自分を見せるのが怖いだけなんだと、教えてくれたのは、今まで過ごしてきた君との今日までの日々が。全ての俺を教えてくれている気がして。そうだよ。初めて口に出来たのは、「泣きたいくらいの本当の夢を」叶えるために、全力をかけて戦ってきた。いままでの俺の力、気持ち、能力の全てを出し切ってやるしかない。君と、そして仲間とコーチと、いろんな人と甲子園に行くために…!!
練習もかなりハードに続けてきた。平じゃない道を何度も走り、あと一つの坂道を登りきれば終わりというところで駄目になってしまう痛々しい自分がいた。これは、練習の成果というより、何も出来ていない自分を表している証拠。一つだけの夜を超えたら、笑えられるのかな。こんな辛い思いしたって、この時期をやり過ごせばすぐ笑顔になる日が戻ってくるのかな?
俺はあからさまに考えた。今日もその事を信じていた。叶えばいいのに。何度もなんども、悲しみ嘆き続けた俺には、悲劇真っ盛りだった俺に、考えることが来た。俺もしっかりしなきゃ。支えてくれてる人のために失礼であろう。だから…俺も諦めないから。こんな俺でも、冷めずに諦めないでいてくれ。こんな俺だからこそ────君も諦めないでいてほしい。約束を果たせる日まで────。
この手をあの空に広げて俺は宣言する。片手に繋いだ命、友情、感情、思い、そして全ての大切さを────。
「俺は、必ず甲子園に行く!行くまで諦めない!俺は俺で力を発揮する!その時まで、見守ってくれぇぇええ!」
…ハァッと息が出る。両目をつぶり深く考える。俺は…何してるんだ…宣言するほど弱くないだろ…このチームは強いんだ。友情も強いんだ…だから…
「絶対…………いける…のに……」
涙が出てきてしまった。弱いところはメンタルや、俺の思いの弱さ。きっと、今まで先の自分に届いていなかったんだろう。俺は俺なりに叫んだ。すっきりしないのはそのせいだったのかもしれない。
「上野…君…?」
「キャプテン…何でここに?さっき帰ったんじゃ…」
「馬鹿なのぉ!?あなたの練習を放っていくわけ行くと思う!?キャプテンにもそのくらいの意地はあるわよ!」
「え、あ、じゃあ、それは俺の勘違いで…」
と思うとやっぱり頬が赤くなって…
「は、恥ず!/////」
「まったくーーーー!恥知らずね!めっちゃくちゃ聞こえてたわよ?もうちょっとそこの所を気をつけないと!分かった?背番号一番!」
「う、は、はい!」
やっぱ。君は俺の心を撃ちおる勇敢な戦士のようだ。
練習もかなりハードに続けてきた。平じゃない道を何度も走り、あと一つの坂道を登りきれば終わりというところで駄目になってしまう痛々しい自分がいた。これは、練習の成果というより、何も出来ていない自分を表している証拠。一つだけの夜を超えたら、笑えられるのかな。こんな辛い思いしたって、この時期をやり過ごせばすぐ笑顔になる日が戻ってくるのかな?
俺はあからさまに考えた。今日もその事を信じていた。叶えばいいのに。何度もなんども、悲しみ嘆き続けた俺には、悲劇真っ盛りだった俺に、考えることが来た。俺もしっかりしなきゃ。支えてくれてる人のために失礼であろう。だから…俺も諦めないから。こんな俺でも、冷めずに諦めないでいてくれ。こんな俺だからこそ────君も諦めないでいてほしい。約束を果たせる日まで────。
この手をあの空に広げて俺は宣言する。片手に繋いだ命、友情、感情、思い、そして全ての大切さを────。
「俺は、必ず甲子園に行く!行くまで諦めない!俺は俺で力を発揮する!その時まで、見守ってくれぇぇええ!」
…ハァッと息が出る。両目をつぶり深く考える。俺は…何してるんだ…宣言するほど弱くないだろ…このチームは強いんだ。友情も強いんだ…だから…
「絶対…………いける…のに……」
涙が出てきてしまった。弱いところはメンタルや、俺の思いの弱さ。きっと、今まで先の自分に届いていなかったんだろう。俺は俺なりに叫んだ。すっきりしないのはそのせいだったのかもしれない。
「上野…君…?」
「キャプテン…何でここに?さっき帰ったんじゃ…」
「馬鹿なのぉ!?あなたの練習を放っていくわけ行くと思う!?キャプテンにもそのくらいの意地はあるわよ!」
「え、あ、じゃあ、それは俺の勘違いで…」
と思うとやっぱり頬が赤くなって…
「は、恥ず!/////」
「まったくーーーー!恥知らずね!めっちゃくちゃ聞こえてたわよ?もうちょっとそこの所を気をつけないと!分かった?背番号一番!」
「う、は、はい!」
やっぱ。君は俺の心を撃ちおる勇敢な戦士のようだ。