桃色センセイ&狼生徒


恋愛感情か…。



確かにそうかもしれない。



わたしの狼くんに対する気持ちは

他の男の人への気持ちとは違う。




わたし、狼くんが好きなんだ。







でも、狼くんは?



どうして、わたしにキスなんかしたの…?






「………っ」



あのときの狼くんの唇の感触を思い出すと、顔が熱くなるのがわかった。







「好きだってわかったなら、もう迷う必要はないね」

「え?」

「え?じゃないよ。好きになったんなら、アタックあるのみだよ?」




アタック…あるのみ…。






でも…わたし



「言っちゃったんだよ。
男の人が恐いって」







明日…どうやって狼くんと顔を合わせればいいんだろ…。









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