絶対好きにならない

はぁぁ〜･･･どうしよ。





なぎちゃんを傷つけてしまうかもしれない。




「おい」




かなり低い声で私を呼んでくる北條くん。




「･･･なに？」




「さっきなんの話してた？」




さっきって･･･




「神谷くんと？」



「そう」




っていうか、なんか怒ってるように見えるのは気のせいでしょうか？




怖いんですけど･･･いつも以上に･･･。




「お昼の時の話があるから来てって」




「なぁ」




「なに？？」




「行くなよ･･･」





「はっ？」




あ、つい･･･心の中の声が･･･




口悪くなってしまった。




でも、北條くんは気にしてないみたいで･･･