絶対好きにならない






あっという間に午前の授業が終わってお昼休憩に入った。




「なぎちゃん」




「ん?」




「食べ終わったあと、行かないと行けないところあるから・・・ごめん。すぐ戻ると思うから」





「神谷くんでしょ?」




「なんでわかるの?」




なぎちゃんを傷つけたくないの。




だから、神谷くんに話しかけられた時、なんで私なの!?って驚いたし。




なぎちゃんが悲しむって・・・




「朝に言ってたの。内容は胡桃には内緒というか神谷くんから直接聞いてほしいから敢えて言わないけど・・・」




悲しそうにいうなぎちゃん。




・・・なんか、ごめんなさい。




「そっか・・・」




それ以外にかけてあげられる言葉がみつからなかった。





< 111 / 381 >

この作品をシェア

pagetop