絶対好きにならない





「それだけだから。じゃーね!」




そう言って、校舎へ入っていった。




その後、しばらく屋上で風に当たってから、
教室へ戻った。





「なぎちゃん」





なぎちゃんのところへ急いで駆け寄った。




「花火大会、行っておいで?神谷くんと!」





「え・・・?胡桃、断ったの!?」




「・・・うん、なぎちゃんと行って欲しくて!
それに、傷つけたくないしね!」




「・・・胡桃、ありがとう!」





頑張るって笑顔で私に言った。




恋するなぎちゃんもすごく可愛い!





「胡桃も頑張ってね!北條くんとの!」




「へへっ、ありがとう」



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