絶対好きにならない
そう言うと、北條くんが口元を手で覆った。
あれ・・・?顔赤いの・・・気のせい??
「北條くん、熱あったりしない?顔赤いよ?」
「・・・っうるせー」
「何よ、人が心配してあげてるのに!」
もう・・・。なんで怒ってるのよ!
意味わかんないよ。
「お前のせいだろ?」
「なんで?」
・・・私何にもしてないし!!
「まさか帰ってくれるとは思ってなかったし・・・しかも、笑顔で言われたら・・・赤くなるに決まってんだろ」
「??」
「・・・お前、鈍感。鈍すぎ」
何よ!
さっきから・・・なんで怒ってるの??