絶対好きにならない






なんて嘘だけど・・・



ほんとはしたんだけど、言える訳が無いよね・・・




「えぇ・・・残念だなぁ」




「っていうかさ、なんで私の名前、知ってるの?」




「そりゃ、クラスメイトの名前くらい覚えるだろ」




そうなんだ・・・。



じゃぁ、まだおぼえれていない私は普通ゃないのかな?




「胡桃は、有名だからねぇ」




ゆ、有名!?




「何が??」




「このクラスの女子で可愛いっていう。ほかの学年とかは知らないけど!」




「ふ〜ん・・・」




北條くんみたいなすごいイケメンでこの学校のアイドル的存在の人に言われてもなぁ〜。





でも、このクラスの男子は目がおかしいんじゃないの?





だって、私可愛くもないし・・・




そもそも男子と関わってきていないのに、そんなこと言われてもなぁ・・・




「あまり嬉しそうじゃないね」





「まぁね」






< 13 / 381 >

この作品をシェア

pagetop