絶対好きにならない
★嫉妬
ー 文化祭から1ヵ月が経った。
相変わらず、唯翔への返事が出来ずに
あの日は帰った。
文化祭、楽しかったなぁ〜!
意外といろいろなお店とか回れたし、何よりもお化け屋敷が好きだったなぁ。
あの日に戻ってほしい!
でも、戻る時は、今度はなぎちゃんと一緒に回りたいよね!
「胡桃、おはよ〜!」
「おはよう、なぎちゃん!」
「今日は元気いいじゃ〜ん!どうした?」
「なんでもないよ〜」
いつも通りのつもりだったけどなぁ??
今日の朝を思い返してみても、別にいいこと
なんてなかったし・・・
「もしかして、北條くんのこと考えてた??」
「はぁ!?そんなことないことないけど・・・」
少しずつ声が小さくなって言った。
思わず、立ち上がりそうな声だった。